春陽部落の紹介

春陽部落、またはAlang snuwingとも呼ばれる、南投県仁愛郷の東部に位置する場所です。標高1200メートルに位置し、台湾において原住民の編織工芸が非常に盛んな地域の一つです。

部族の起源

春陽部落の名前は元々「Gungu」で、その地形が曲線を描いており、動物の尾のように見えることからこの名前がつけられました。しかし、日本統治初期には「荷戈（Gungu）」と呼ばれていました。この部落はもともと賽德克德奇塔雅族の人々の住む地でした。しかし、霧社事件の後、この地域で多くの桜の木が見られたことから「櫻社（Sakura）」に改名されました。台湾が光復された後、再び「春陽」という名前に戻されました。
民国20年（1931）の霧社事件の際、荷哥社の人々は日本に対抗して戦い、269人の部落の人々が事件の前後で2度経験し、最終的に生き残ったのはわずか34人でした。彼らは他の部落の生存者とともに北港川下流に位置する互助村へ移送されました。

周辺の観光スポット

霧社風景区

標高1,148メートルに位置する霧社は、南投県仁愛郷にある美しい地域で、一年中涼しい気候が特徴です。霧社は日本統治時代から美しい桜の名所として知られており、毎年1月下旬から3月中旬にかけて、美しい桜が咲き誇り、その美しさは訪れる観光客を魅了します。霧社の主要な観光スポットには碧湖、モナル道抗日記念碑、国立仁愛高農の桜の森などがあり、周囲には連なる高峰と青々と茂る谷が広がっています。

清境農場

清境農場は台湾南投県仁愛郷に位置し、主に芝生の広がる観光農場です。農場の標高は約1,600〜1,700メートルで、涼しい快適な気候で四季折々の美しさを楽しむことができ、台湾中部の有名な観光スポットの一つとなっています。

農場内にはオランダのチューリップ、カーネーション、スイートピーなどさまざまな植物が豊富にあり、春節には桜や梅の花が美しく咲き誇ります。植物以外にも、農場内には動物エリアもあり、ヒツジ、シカ、ダチョウなどのかわいらしい動物たちを見ることができます。

さらに、遊園地エリア、温泉エリア、宿泊エリアもあり、家族全員で楽しむのに適した観光スポットです。ここでは自然の美しさを楽しむだけでなく、農業の知識を学び、自然と触れ合うことができます。

アワンダ国家森林遊楽地

奧萬大国立森林遊樂區は、森林業と自然生態をテーマにした台湾の国立級森林遊樂區です。ここは台湾で最も自然生態が豊かな地域の一つで、約1,100ヘクタールの広大な敷地にはメープル林、スギ林、ヒマラヤスギ林など多様な植生が広がり、川や滝などの水景もあり、美しい景色を楽しむことができます。ここでは森林浴を楽しんだり、自然に親しむことができます。

奧萬大国立森林遊樂區には多くのハイキングコースもあり、その中でも最も有名なのが綠杉步道で、全長3キロメートルで、美しい滝や川が点在しています。その他にも九曲橋、奇萊鳳凰、楓湖などの有名な観光スポットもあります。

自然の美しさに加え、奧萬大国立森林遊樂區ではキャンプ、バーベキュー、グリーンエコ体験、馬に乗るなどの様々なエンターテイメント活動も楽しむことができ、家族全員で楽しむには最適です。

合歓峰

合歡群峯は、合歡主峰（3417メートル）、合歡北峰（3422メートル）、合歡東峰（3421メートル）、合歡西峰（3145メートル）、石門山（3237メートル）、石門北峰（3278メートル）、合歡尖山（3217メートル）などの7つの有名な山から構成されており、その中で前の5つの山は百岳（台湾の主要な山の中で特に重要な山々）に含まれています。